ゴクツブシさんのコメント

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おおたわ史絵先生の「ジェネリックという自由」へのコメント

ameblo.jp

↑へのコメント。

 

恥ずかしながらこのニュースを知らず、「おおたわ先生がこんなブログ出してたよ」というネット記事で知ったので、又聞きの又聞きw。

 

ジェネリックは同じ成分で、お値段も安いです!!」

確かに、そう患者さんには言っていた。

とてもしつこく。

先生のおっしゃる通り全く同じではないので、俺は「全く」という言葉を使わぬようにしていたが、「全く同じ成分ですよ」と言っている薬剤師は大勢いると思う。

また、先生は患者さんに尋ねられた際、「薬局で聞いてください」

というドクターもいる中、

「有効成分は同じ配合ですが、材料も工場もそれぞれ異なるところで作られています。だから厳密には効き目や副作用には違いがあると思います。
いいものもあれば、そうでない面もあるかもしれません」

と丁寧にご説明されているそうなので、患者様も安心だと思う。

ジェネリック薬品を使用するかどうかの選択肢は、一般的には患者様(絶対に変更して欲しくない場合はドクター)にあるのだが、ジェネリック医薬品のメーカーについては、先生のおっしゃる通り、薬局に裁量の余地がある。

 

先生は、薬剤師が、各試験結果のデータを元に、または、ジェネリック医薬品の方が先発医薬品より、錠剤の大きさなど、明らかに服用しやすくなっていることもあるので、

患者様が最大限メリットを享受できるよう選んでいると思われているだろう。

実際、目薬では差した際に痛みを大きく感じるか少なく感じるかが、湿布薬では貼り心地がジェネリック医薬品間で異なるので、それぞれ適切なものを選択すべきだ。

ところが、患者様のメリットよりも薬局のメリットだけを考え、選択しているケースもある。

薬局→患者様へお渡しする際のジェネリック医薬品の価格は、同一成分・剤形のものであれば、どのメーカーも同じ価格だが、卸→薬局が買う時の納入価格は異なる。

なので、より儲けられるメーカーのジェネリック医薬品を選んだりすることもある。

 

先生は、

ジェネリックと言う選択肢がこの国に現れてから
ずっと不安でした。

とおっしゃっているが、これは、小林化工という不正を犯したメーカーが悪いのであって、いささか主語が大きいように思うし、正しいジェネリック医薬品を製造しているメーカーに対して大変失礼だと思う。

血液検査データなど科学的根拠を大切にするドクターが、根拠も示さず、まるで他のジェネリック医薬品にも問題が潜んでいるかのような物言いをすることは良くない。

事実だけでも、十分、他の真っ当なジェネリック医薬品を使用したくないと訴える患者様は増えるだろうに、大きい主語として発言が取り上げられると訴えはさらに加速する。

ドクターの言葉は世間からものすごく信頼されている。

 

ドクターはみんな不安だったとおっしゃっているが、そもそも、ジェネリックという選択肢が生まれたのは、病院(すなわち過去のドクターたち)と先発製薬メーカーで医療財源をむさぼっていた(とあちこちで言われている、実際に見たわけじゃない)

ことだって大いに関係しているはずだ。

感冒症状に3つも4つも薬を処方するなど、過剰な処方がジェネリックという選択肢の出現を早めたかもしれない。

(いや~、こんなことネット上じゃなきゃ言えない。

現実世界のドクターが舐めろとおっしゃれば、靴だって舐めちゃいますよ僕w)

患者様だって、ジェネリック医薬品は嫌だと主張こそすれど、薬を余らせたり、余らせた薬を無断で捨てたりする行為が見受けられる。

 

薬局は、薬局に来る全ての処方せんに対するジェネリック医薬品使用率が高いと、処方せん1枚(1セット)に対して、仮にその処方せんがジェネリック医薬品0であろうと、厚労省が定めたボーナス点を加算することがある(そんなに大きい点数ではないが、そういう加算がない薬局へ行こうw)。

また、処方せん1回の受付料をUPさせるための要件として、ジェネリック医薬品使用率はその一要素となる。

だから、俺は、会社からジェネリック医薬品ジェネリック医薬品言われてきた。

ゆるーいノルマだ。

イリョウヒガーたいへんぬぁんですぅ~と言いながら、しつこく患者様に勧めるも、実際は薬局の利益のために進め、ボーナス点をもらうことで、薬局も医療財源をむさぼろうと画策するわけだが、トータルで考えても、それでも、ジェネリック医薬品を推奨することは医療財源の節約、ひいては、未来の子供たちに少しでも医療財源を残すことにつながると信じている。

ただの医師・薬剤師なら患者様の健康面だけを考えていれば良いが、保険薬剤師である俺は、患者様の健康面と共に保険財源に貢献するよう、しつこく患者様に勧めた。

(そして、もっと給料上がらねーかな?

でも、利益があがらないと給料は上がらないわけだろ?

給料が上がるということは、会社が十分な利益を確保しているということだから、ああ、結局、俺もちゃーんと医療財源をむさぼってるし、さらにむさぼりたいと願っているなぁと無意味な思考を巡らせ、眠れなくなることもあるw

あと、患者様のためを思うなら、昔のように、病院内に薬局を戻すべきだよなぁ。

そっちの方が患者様の負担額だって減るし、少なくとも短期的には、保険財源だって節約できるんだし。

でも、そしたら俺失業か~、やっぱり眠れないw)

 

ドクターは、もし、患者様に健康被害が生じれば他の医療職種の比ではない責任を負わされる。

だから、例え生活保護受給者であっても、きちんとした処方をされる。

手厚いと感じることさえある。

診断も処方もできない薬剤師なんかとは置かれた立場がえらく違う。

それは分かるが、保険医である以上、また、様々な歴史的背景もある以上、先生のジェネリック医薬品の説明に、

 

「成分も添加物も製造工程も工場(だけ違うこともある)も、先発品と同じ

オーソライズジェネリックもあります」

www.daiichisankyo-ep.co.jp


と付け加えて欲しい。

そんなのは薬局の薬剤師が言えばいいでしょとか言わないで。

ホントにひとことひとことの重みが全然ドクターと薬剤師では違うから。

 

国はジェネリック医薬品を推奨する政策を掲げ続けるなら、先発品の検査項目に近付けるような新たな検査項目を設けた方がいいだろうし、不正を犯した企業に対しては、ジェネリック医薬品全体のブランド価値を下げた重い責任を取らせるべきだと思う。

本当にこういうことをされると、一気に元(先発品)に戻せの大合唱となる。

きちんと飲まない患者様ほど声がでかい。

 

まとめると、俺は、おおたわ先生のファンでいつも5時に夢中を見ています。

5時に夢中での先生のコメントは面白く、下ネタも素晴らしいと思います。