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【2024年2月更新】薬学部 退学率 ランキングを作ってみた【志望校選び応援】

2024年2月5日開設:2022年2月9日記事から独立開設

概要

グラフ複数掲載でページが重くなってしまった2022年2月9日の記事から、「薬学部退学率ランキング」のグラフのみ抽出して、新たな記事とした。

 

文科省公表データ(退学状況等)を用いて、6年間のどこかのタイミングで退学等(退学、転学、転学部、転学科、除籍等のいずれかの理由により、各⼤学、各学部、各学科から籍を抹消した者)した者の割合をグラフ化した。

 

また、在籍10年を超える学生の割合も公表されていたので、グラフ化した。

どの該当大学も、恐らく、基本は1人程度で、多くて2人,3人なのではと思う。

 

利用したデータ

  • 退学状況等の各年度の「退学等の割合」と「長期在籍者の割合」をグラフ化。

 

注意点

今年度公表データと前年度公表データで差異が見られることもある。

例えば、2022年度公表の2016年入学者数の退学率と、2023年度公表のそれは異なることがある。

恐らく、前年度公表後に新たな退学者が生じたり、退学者が復学したりといったことが関係していると考えられる。

今・前年度の変化については、グラフ内のタブ「前年度退学率比較」の項目を設け、その旨列挙している。

グラフが表示されず、これらの画像や類似マークが表示されている場合は、 更新を何度か繰り返してください

 

6年制薬学部退学率ランキング

(見られない時はこちら)

 

6年制薬学部退学率推移

(大学名をクリックやタップして選択すると、線が少し目立つようになる。

見られない時はこちら)

 

コメント

2022年2月9日記載

恐らく、多くの退学者を出してしまっている大学のせいで、留年者のページとは分けて、わざわざ専用のページを新たに設けて公表しているのだと思う。

刺激的な数字をたたき出す低偏差値大学の陰で、ちらほら、ちゃんとした私立大学ばかりか、国公立大学まで登場している年度もある。

 

有益なデータだとは思うが、このデータだけで受験生が実体を把握するのは難しいように思う。

例えば、Fラン薬学部は、Fラン薬学部だから退学率が高いのか、それとも、Fランだから高いのか、あるいは両方の理由で高いのか吟味するために、他学部のFラン、非Fランとも比較できる数値が欲しい。

Fラン以外のちゃんとした大学についても同様で、そもそも一般的に退学というイベントがどの程度起きているのかを知る必要があるように感じる。

薬学部的理由で退学率が高いのはランキング上位数校で、あとは、意外と、他学部と似たり寄ったりの数字なんてこともあるかもしれない。

また、特に国公立大学や上位私立大学の場合、医学部の滑り止めで入学した学生が、やっぱり医学部!ということで再受験して退学したなどといったケースも考えられるので、同偏差値帯他学部より、やや高い退学率などということもあるかもしれない。

基礎学力が無さ過ぎて退学~再受験して医学部へいくので退学と、退学率として一様に示される数値も、大学間で性質が異なることを理解した上で、志望校選びに活用したいところ。

 

できれば、この退学率のデータも人数と一緒に公表して、何年次に退学したのかを留年者数・率と一緒に各大学に公表させれば、受験生は志望校へのイメージをより明確化しやすくなるのではないだろうか。

1,2年次の退学など他学部でも起こり得ることだし、年齢的にもまだ若いので、相対的に浅い傷で済むかもしれないのに対し、4年次以降の退学は深い痛手となりかねない。

もし、後の学年で退学者数の多い薬学部があるとすれば、志望校の選び方もまた変わるかもしれない。

 

少なくとも俺が学生の時(大学ホームページの深い部分で、最低限公表されていたと記憶)よりも、これらデータへのアクセスのしやすさは格段に良くなっていると思うので、前回の繰り返しになるが、もし、薬学部への進学を考えるなら、必ず、文科省や各大学が公表しているデータを吟味して、公表されていないデータに関しては大学に直接問い合わせることもして、よーーーく考えて欲しい。

 

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